バリ人男性の多数が、大好きな事。
それは、、、
闘鶏!
バリ語ではタジェン(Tajen)と呼ばれていて、
とってもポピュラーな娯楽。
普通はお寺のお祭りなど、儀式として行われるものなのですが、
ギャンブルとして行われている場合も多々。
インドネシアではギャンブルは法律で禁止されているのですが、
バリ島での闘鶏は、宗教儀式ということで、黙認されているんです。
それをいいことに!?村の外れで熱い闘鶏が繰り広げられているってワケ(苦笑)
そーんな、熱気ムンムンの会場に潜入しちゃいました!
前々から行ってみたいと思っていたものの、なかなかチャンスがなくて行けなかった闘鶏。
なぜなら、女人禁制な場所だから。
別に行ってもいいのですが、ものすごくイメージが悪いと言うか、そんな所に女が行くもんじゃない!と思われているんですね~。
そんな所に行きたがる私もどうかと思いますが(苦笑)
一度は見てみないとね♪
その場所に女がいると言うだけでも異様な光景なので、
みんなの視線がすごい。。。
こんな時は、外国人を大アピール(笑)
バリの文化を見学しに来たの!という感じをアピールしながらの入場です。
闘鶏が始まると、みんな夢中!
入り込む隙間もございませ~ん!
試合が始まる直前にどっちが勝つかの賭けが始まる。
その掛け声の迫力がすごくて、圧倒されてしまいました。
まるでケチャみたい~!と一人で感動!
賭ける金額を見てみると、最前列に居る人は、1回の闘鶏で20万Rp、後ろの人たちは2万Rpぐらい賭けてましたね。
ここは田舎の方なので、そんなに賭けている額が大きくないようですが、
場所によっては、1回で数万円程度賭けちゃう人もいるようで。
闘鶏で負けて貧乏になっちゃったーなんて話もよく聞きますが。。。
さてさて、闘鶏のルールですが、
2匹で戦って勝敗を決めるのですが、
かなーり残酷というか、何というか、、、、
鳥さん好きの人は、この先読まないでくださいね(泣)
鶏の脚にナイフを付けて、相手が動けなくなるまで戦うんです。
飛びかかって一瞬で決着が決まる場合もあるのですが、
ニワトリが戦意喪失状態になってしまうと、小さなカゴに入れて戦わせるんです。
こんな小さなカゴに入れられて、まさに生死をかけた戦い。
見ているうちにかわいそうになってくる~(泣)
そして負けちゃったニワトリさんは、しばらくすると綺麗に羽も取られ、
お肉となって戻ってきます。
かわいそうと言ったら、
「後で食べるから大丈夫。美味しいよ~。」
だって。
確かにそうだけど、何とも複雑な気分になってしまいました。
しばらくニワトリは食べるのやめようかな。。。
ちなみに、ウブドのお隣、マス村では大きな闘鶏場があり、ガルンガンには大規模な闘鶏が行われるんだとか。
ウブド近郊のお金持ちさんたちも集まるので、また違った雰囲気なのでしょうね。
見に行きたい!と思ってたけど、しばらくはやめておこうかな。
ちょっぴりセンチメンタルな気分になった、
ディープなバリ島見学でした~。
NANA