モンキーフォレストでお祭りがあるよーなんて噂を聞き付け、
早速行ってきました~!
夜の9時から踊りがあるから見ておいで!と言うので、
クバヤを着て、張り切ってモンキーフォレストへGO!!
...その時はまだ知らなかったのです。
長~~~~い夜の始まりだったとは。。。
最初はトペンやバロンが出てきたりと、楽しく観ていたのですが
魔女ランダが出てきてから緊迫した雰囲気に
剣を持った男達がランダに次々と剣を突き刺しに行ったと思ったら!
もしやこれがトランスってヤツなんでしょうか。。。
ノンキな気持ちで参加していた私たちは、まさかこんな事が起こるなんて予想しているはずも無く(汗)
マンクー(お坊さん)が暴れ叫び狂う男を押さえつけ、聖水をかけてやっと正気に。
自らに突き刺した剣はグニャっと曲がっていました。
お、恐ろしい( ̄△ ̄;)
そして、初めて観ました
ブラックマジック(黒魔術)のダンス
髪を下ろし、不気味なメイクで踊る女性達。
突然ライトが消え、不気味さ倍増!
何なんだ!?これ~!!
と思ったら、今度は漫才の始まり!
こういうお祭りでは必ずと言っていいほど出てくるコメディアン。
バリ語での漫才なので何言っているか分かりません。
でも、見ているだけでもおかしい(笑)
しばらく見ていると、突然出てきた魔女ランダ
2対のランダが出てきて何か喋っているものの、さ~~っぱり意味がわかりません。
こういうお祭りは解説者がいないとだめですね。
最初から最後まで何これ?何これ?のオンパレード(笑)
ランダが帰って行ったと思ったら、みんなぞろぞろと付いて行くではないですか!
どこへ行くのか分からずに付いて行くと、
着いた場所は
なんと、墓地
この時点で夜中3時。
ふと振り返ってみると墓石が沢山!
ひぃぃぃぃ~~~~(T T)
あえてここで何が行われたかは言わないでおきましょう。。。。。
後から聞いた話では
今回のお祭りはチャロナランという劇で210日に1度行われる奉納舞踊。
バリヒンドゥーの教えでは、善と悪が同時にあり、
2つの力が共存してこの世界が保たれていると教えられています。
バロンは善の象徴、ランダは悪の象徴で終わりの無い戦いを表現した劇なのだそう。
ちなみにこのチャロナラン、途中で死体が出てくるのですが(もちろん本物ではありません!)
その後に帰る事は出来ないそうです。
もし帰ってしまったら、悪霊が憑いたままなので良くないことが起こるとか?
また、死体を演じる人は強いパワーを持っていないと、本当に死んでしまうと言われています。
かなり呪術的要素が強いお祭りなのです。
なんだか恐ろしい気もしますが、
こんな摩訶不思議バリ、体験してみませんか~
6時間ぶっ続け上演です。覚悟して観てくださいね。
途中で帰っちゃダメですよ~!!
NANA