3月12日、1年に1度訪れるニュピ(Nyepi)がありました。
ニュピは静寂の日とも呼ばれ、外出や火の使用、電気をつけることや飛行機の離発着なども禁止されています。
みんな家で騒ぐこともなく、のんびりと1日を過ごします。
バリ島内を浄化し、バランスを取り戻す為の1日なんですって。
1日中静寂に包まれる不思議な日ですが、
その数日前から色々な儀式があります。
まずはムラスティ(Melasti)と呼ばれる、ご神体を清める儀式。
お寺に奉納されているご神体を海へ持っていき、お祈りをします。
村人みんなが集まって海へ行くんですよ。
今回、初めて体験してみました~♪
いつもはお寺でしか見ないバロンですが、海をバッグに歩く姿もかっこいいなぁ~。
先頭にはガムラン隊、お供え物を持つ人たち、ご神体と続きます。
海の近くにあるお寺には村の人たちでいっぱいに。
沢山のお供え物が並びます。
昔は村から数時間もかけて歩いて海まで行ったそうですが、
今ではトラック移動が主流(笑)
神様もトラックの荷台に乗って移動するんですよ~(^^;
ニュピの3~4日前に行われるムラスティ。
いつも観光客でにぎわうクタビーチやサヌールビーチもお祈りをする人たちで満杯になります。
いつもと違った、バリらしい風景を見ることができます。
そしてニュピ前日。
日本で言う、節分みたいな感じでしょうか?
悪霊をバリ島から追い出す儀式の始まり!
オゴオゴ(Ogoh ogoh)と呼ばれる悪魔のような、鬼のような、怖い顔をした人形を、
神輿のように担いで村を練り歩きます。
年々派手に、巨大化しているオゴオゴ。
踊りやパフフォーマンスを取り入れたりと、バリ人だけではなく、
観光客でも楽しめるイベントになっています。
今年のウブドのオゴオゴはこーんな感じ!
赤いサル、スグリワ!
超巨大なイノシシ!
口がパクパク動く仕掛けあり(笑)
スピーカらは鳴き声を流すという、かなり凝った演出もありました。
人の大きさと比べて、このイノシシがどんだけ大きいかが分かりますよね。。。
子供たちだってちゃんとオゴオゴを担ぎますよ!
みんな楽しそうだな~。
ガムラン隊だって気合い入ってますよ~!
ちっちゃな子供からおじいちゃんまで、みーんな大好きなオゴオゴ。
そして日が暮れた頃、ウブド王宮前の交差点では最高潮に盛り上がります。
とてもきれいな人だったので、思わず写真をパシャリ☆
バリ島美人~♪
そして、ナーガ(龍)をモチーフにしたオゴオゴの登場!
口から煙を吐き、かなーり気合入ってます。
ウブドカジャのこのオゴオゴが一番凄かった!
暗闇に浮かぶ顔が、怖さ倍増。。。
なんかディズニーのスティッチみたい。
そういえばスティッチはエイリアンだっけ?
オゴオゴキャラクターとしては向いているかな(笑)
ケンカ神輿的な??
ウブド王宮にある見物台には沢山の人!
会場は最高潮に盛り上がってますよ~。
夜10時過ぎ辺りから大雨になってなってしまったのが残念でした。
オゴオゴから花火が吹き出しているものもあったり。
担ぎ手に火の粉降ってきちゃってますけど、雨が降ってて良かったね(苦笑)
大賑わいのオゴオゴも終了!
そして次の日は静寂のニュピへ。
真っ暗闇の夜空には満点の星空。
ふわりふわりと飛ぶ蛍の光。
いつも吠える犬たちも、ニュピは静かに過ごします。
全ての活動が禁止されるなんて、日本では考えられませんが、
「何もしないことの楽しさ」というのを教えてもらった気がします。
バリ島が一番楽しめる日!
今回のニュピも最高だった~!
NANA