日本ではココナッツオイルが流行っているというウワサ。
かなり流行に乗り遅れた感はありますが(笑)
ココナッツの産地、バリ島!
材料はたっぷり手に入るので、自分で作ってみました♪
バリ人に聞くと、昔は各家庭で作っていたらしく、けっこうオイル作りの経験がある人も。
今は色々な製法がありますが、昔ながらの一番素朴で伝統的なやり方で試してみましたよ~。
まずは材料調達!
木に登っているのはお猿さんではありません(笑)
お尻にさしてる鎌がシッポみたい~⊂((^⊥^))⊃
とれたてココナッツを6個ゲット~。
オイルに使うココナッツは歳のとった、ちょっぴり茶色がかったもの。
若いココナッツではオイルが取れません。
この地面に刺さった鉄筋(笑)を使って、器用に皮を剥いていきます。
ちなみに、ココナッツ生産が盛んなバリ島東部(カランガッサムやクルンクン)では、
ココナッツの皮むき工場があって、見事な手さばきを見ることができます。
簡単そうに見えるけど、かなりテクニックが必要!
力任せにやったら手首傷めますよ(^^;
この剥かれた皮は、イカンバカール(焼き魚)の燃料として使用されます。
皮の剥かれたココナッツの中には種子があって、
その種子を割ると、ココナッツオイルの原料、胚乳が出てきます。
歳のとった古いココナッツを使うワケは、この胚乳がたくさんあるから。
若いと、この胚乳が柔らかくて水分がいっぱいなので、オイルには適していません。
通常はココナッツジュースとして飲まれてます。
若いときはココナッツジュースですが、古くなってくると、
そのジュース部分がクラゲみたいなスポンジ状に変身!
これも食べれるんですよ♪
早速食べてみると、、、
見た目を裏切らないスポンジの食感(笑)
ほんのり甘い、柔らかいスポンジ!!
うーん、、、という味だけど、食べてるうちに、なんだかハマるんですよねー。
でもオイル成分がたっぷり入っているので、
食べすぎちゃダメ!だそうです。
ちなみに、コレが若いココナッツの中身!
胚乳はスプーンで軽く取ることができて、コレはそのまま食べれます!
ココナッツジュースを飲み終わった後、このプルルンとした胚乳をスプーンですくって食べる♪
ちなみに、わさび醤油で食べると、イカの刺身に似ているとか、、、
かなりマニアな食べ方です(笑)
このプルプルとした部分が時間がたつと、厚く硬くなってくるんですね。
今回、生の胚乳を作ってオイル作りをしましたが、
この取れた胚乳を乾燥させるとコプラというものになり、
ココナッツフレークとして使われたり、乾燥したコプラからもオイル作りができるようです。
コレがコプラと呼ばれるココナッツを干して乾燥させているところ。
コプラからオイルを採るには専用の圧搾機が必要らしく、オイルはたくさん採れるけど、
個人で作るには難しいので断念。。。
それにしても、ココナッツって捨てる所ナシの超優秀な植物。
若い実はココナッツジュースとして水分補給!
古い実の外の皮は、焼き魚(イカンバカール)などの燃料として、
中の胚乳はココナッツオイル、ココナッツミルクになり、
乾燥させたらココナッツフレークにも。
スポンジ状の部分はオヤツとして食べることもできるし、
胚乳をとった殻部分は、焼き鳥(サテ)などの燃料として、
さらにインテリア材料として工芸品に生まれ変わります。
そして実だけではなく、ココナッツの木(椰子の木)自体は良質な建材として使われるし、
葉っぱはバリでは欠かせない、チャナンなどのお供え物の材料として。。。
無駄な部分は一切なしっ!
素晴らしい~!!
次回は必見!ココナッツオイルの作り方~♪
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